淡島千景、晩年の借金や資産についてのミステリーや結婚して夫はいたの？

2018年3月23日の【爆報！THEフライデー】は、
「タブー解禁！大女優の死の裏側追跡2時間SP」ということで、

若くしてこの世を去った夏目雅子さんと、
昭和の大女優のひとり・淡島千景さんが取り上げられますが、

淡島千景さんという名前は分りますが、

何となく扇千景さんと混同したり（汗）、

また淡島恵子さんとはどんな関係があるのかや、

そして、
どんな作品に出演されていたのかなど。

考えてみたら知らないことが多いんですよね？

また番組の予告によると、
借金苦の謎などあるようですが・・・

晩年はどういった暮らしだったのでしょうか？

今回は淡島千景さんについて調べてみました。

淡島千景 プロフィール

淡島 千景（あわしま ちかげ）

• 本名：中川慶子
• 生年月日：1924年2月24日
  （－2012年2月16日87歳没）
• 出身：東京都
• 学歴：池上尋常小学校・武蔵野第一小学校
  成蹊高等女学校（現・成蹊中学校）
  宝塚音楽舞踊学校
• 1941年宝塚歌劇団に入団（1950年退団）
• 弟はアニメーター・中川雄策（Steve Nakagawa）
• 独身

淡島千景さんは宝塚歌劇団29期生として、
戦時中から戦後の間宝塚歌劇団で活躍されていた、
元・タカラジェンヌで、

その役柄は娘役ということですが、

「東京の三羽烏」のひとりとして、
当時の宝塚を代表したスターだったとのこと！

そして漫画界の巨匠・手塚治虫さんは、
淡島千景さんの大ファンだったそうですが、

名作【リボンの騎士】のサファイア姫は、
娘役と男役を入れ替わって演じていたことがある、
淡島千景さんがモデルとも言われています。

ところで淡島千景さんの芸名の由来についてですが、

百人一首の、
「淡路島通う千鳥の鳴く声に 幾夜寝ざめぬ 須磨の関守」から名付けられた、
ということなんですが、

初めは「淡島千鳥」という芸名だったのが、

似たような芸名の方が劇団にいたことから、

【千景】という芸名が付けられました。

そして同じく宝塚歌劇団出身で、
淡島千景さんの後輩にあたるという扇千景さんは、

淡島千景さんにあやかってこの芸名を付けられ、

また淡路恵子さんについては、
淡島千景さんは実の妹のように淡路恵子さんを可愛がっていて、

また淡路恵子さんは淡島千景さんのファンだったこともあり、

淡路恵子さんの名前は、
淡島千景さんの「淡」の文字を貰ってつけた名前、
ということだそうです。

このように、
宝塚歌劇団時代から多くのファンがいてトップスターだった、
淡島千景さん。

1950年に映画界に転向しますが、

その当時、
淡島千景さんの退団に宝塚側は反対だったそうですね・・・

しかし退団後淡島千景さんは松竹に入社するものの、
【てんやわんや】でデビューすると、
第1回ブルーリボン賞演技賞を受賞し、

あっというまに、
松竹の看板女優となりました。

そして「アプレガール」という、
いわゆる「戦後派女性」の第一号と称されたり、

また筆者も何気に聞いたことある言葉なんですが、

「とんでもハップン」という言葉。

これは淡島千景さんが出演した、
【自由学校】という映画から生まれた言葉、
だったんですね！

こうして映画界を中心に活躍した淡島千景さん。

1956年からはフリーとなって、
いろんな配給会社の映画出演をされ、

東宝の看板女優としても活躍し、

それだけでなく、
多数のテレビドラマや舞台にもに出演して、

亡くなるまで現役の女優として活躍してこられました。

中でも筆者が覚えているのは、
【渡る世間は鬼ばかり】最終シリーズにて、
旅館の大女将役を演じていましたが、

これが最期の女優の仕事だったそうです。

しかもこの時。

収録中にすい臓がんが見つかったという淡島千景さんでしたが、

その後2012年に放送された【渡鬼】スペシャルドラマでは、

淡島千景さんは亡くなっていたため、
このスペシャルドラマの出演は叶わなかったものの、

淡島千景さんの役柄が、
すい臓癌で余命3か月と診断され元気なうちに孫娘の花嫁姿が見たい、
という設定が加えられ、
孫の結婚式に留袖を着て参加して喜んでいたというエピソードが、
放送されていましたね・・・

【渡鬼】シリーズの出番は少なかったものの、
淡島千景さんの役柄は重要な役柄だったので、

記憶の残っている、
【渡鬼】ファンも多いではないかと思います。

淡島千景の晩年と借金について

ところで淡島千景さんは、
【渡鬼】撮影中にすい臓がんが見つかったということですが、

胆管炎の疑いで検査した時に癌が見つかり、
その時はすでにステージ4と、

深刻な病状でありながら、

病室から撮影現場に通っていたそうです。

そして退院して自宅療養していたものの、

その後再入院され、
2012年2月16日に亡くなりました。

さて今回出演される、
【爆報！THEフライデー】によると、

借金苦の不可解ミステリー

と予告にあるのですが、

とある記事によると、
淡島千景さんには生前に6000万近い借金があったそうです。

ですが淡島千景さん自身は、
浪費癖などはなかったようですが、

ただお金に無頓着なところがあって、

長年のマネージャーや、
弟のように慕っていたというマネージャーの息子に、
淡島千景さんのお金の管理を任せていたとのこと。

ちなみに淡島千景さんは生涯独身だったということなので、

いくら信頼を寄せていたとはいえ、
赤の他人に全てを任せていたようですね・・・？

ところがお金を管理する方が亡くなった時に、
初めて自分の資産がわずかしかないことに気付き、

そこで相談した相手というのが、

【渡鬼】のプロデューサーでもある、
石井ふく子さんだった、

という記事を見つけましたが、

この話が2010年頃の話だということなので、

晩年の【渡鬼】への出演は・・・

あくまで想像ですが、

淡島千景さんさんを助けるために、
ドラマ出演を打診されたのかな？

なんて思いました。

（※ここまでは番組放送前にネットなどで調べた情報を元に記載しました）

※追記※今回の番組の内容について

さて今回の【爆報！THEフライデー】では、
淡島千景さんさんの晩年をよく知る人物と接触する、
ということですが。

それは一体誰だったのか？というと、

甥の中川徹也さんと付き人の中西ちかこさんという方でした。

そして晩年の淡島千景さんの借金と、
財産が消えたという謎についてですが、

まず晩年の淡島千景さんは、
税金や入院費が払えないほどお金が全くないと、

甥の中川さんに相談されたことで、
淡島千景さんにお金残っていないことを知り、

そこで中川さんは家を担保にお金を借りることを勧め、
それを当面の生活費や借金に充てていたそうです。

またお金がない原因として、
豪邸や高級車などの購入によってではないか？

ということで、

中川さんが事務所の帳簿を確認しようとしたところ、

その帳簿が消えていたという、
不可解な出来事が起きていました。

そして付き人の中西さんによると、
淡島千景の普段の生活は質素だったし、

ましてや淡島千景さんはあんなに仕事をしていたのに、

淡島千景さんの化粧品代が払えなかったり、
中西さんのお給料の支払いが遅れたりと・・・

お金がないわけないわけないと思っていたそうですが、

実は金欠の原因として、
事務所の一部スタッフによる、
金銭の使い込みがあったのではないかという噂があり、

それも事務所スタッフが急に家を建て替えたり、
銀座を豪遊する姿が目撃されるなど、

そんなお金がどこにあるんだろう？と、
付き人の中西さんらはそのスタッフの行動を不審に思っていたそうです。

しかしそんな、
スタッフによる使い込みにおそらく気付いていたであろう、
淡島千景さんでしたが、

お金のことは二の次で、
女優としてどう生きるのか？

ということを常に考えていた方で、

また亡くなる前日まで付き人の中西さんに、
「（現場入りするのは）明日何時？」と・・・

入院中でしかも意識もうろうとしている中でも、

最期までお芝居のことを考えているような人だったと、
中西さんはそう話していました。

それにしても、
そんな淡島千景さんの人柄をいいことに、

淡島千景さんが稼いだお金を、
自分のもののかのように使い込んだスタッフ。

許せないですね。

この番組をその事務所スタッフが見ることで良心が痛み、
これまで自分のやってきた行いを悔いてくれたらいいのですが。

今となっては、
償いようがないですよね・・・

知らない間に自分が稼いできたお金が無くなったものの、
その原因については追及することはなく、

そして病気で倒れながらも、
最期まで女優であり続けた淡島千景さんは、

本当に素晴らしい女優だったんだなと、

改めて知る事が出来た、
今回の特集でした。