「サル痘」という、これまではアフリカなどでは継続して発生していたウイルス感染症が、今世界の欧米やオーストラリア、そして中東で患者が見つかったということなんですが、
未だ新型コロナも完全に終息したとは言えない状況の中、新たな病気が世界中で拡大しているという話を聞くと、これから先この病気が日本に入ってきて流行るのではないかと、不安になってしまいますよね・・・
そこで今回世界中で拡大しつつある「サル痘」が、この先日本に入ってきて、新型コロナのように感染が広がってしまうのか?気になったので調べてみたいと思います。
サル痘って一体どんな病気なの?
赤い印の国はサル痘が発生した国です。何が気にとまりました?🙄 pic.twitter.com/iSObYkAbdJ
— # hii (@hii29227409) May 22, 2022
アフリカだけでなく、世界10か国以上の国で感染拡大が発表されたという、「サル痘」。
アフリカのように暑い国だけでなく、気候が全く違う欧州や北米などでも患者が見つかったというのは、非常に気になるところですよね・・・
WHOも、流行地域に関わりのない国で患者が多数見つかったこの状況を「極めて異常」と話しているとのことなので、今後日本でもこの病気が見つかるのではないかと思うと、心配なところですが・・・
そもそも「サル天然痘」っていったいどんな病気なんでしょうか?
調べてみたところこのような説明が書かれています。
サル痘とは、サル痘ウイルス(Monkeypox virus)に感染することから発症する病気です。類似した疾患である天然痘と比較すると軽症ですが、ときに重症化して亡くなることもあります。また、バイオテロリズムに使用されることが懸念されています。
(出典:メディカルノート)
つまりこのウイルスは動物由来のもので、主にラットやリス、サルやチンパンジーなどに感染する病気ですが、そこから人に感染することで、「人から人」へ感染することもあるものの、これによく似た病気「天然痘」と比べると、感染頻度や重症化は低いらしいですね。
サル痘ウイルスの感染経路はどうなっているの?
ということは、この「サル痘」ってどういった感染経路になっているのかというと、これについては、
サル痘ウイルスはラット、リス、サル、チンパンジーなどに感染し、感染した動物に噛まれたり、体液などに直接触れたりすることで人に対する感染が成立します。類似した症状を呈する天然痘と比較すると人から人への感染率は低いです。ただし、人から人への感染がまったくないというわけではなく、体液や皮膚病変などへの接触により感染が広がることもあるため注意が必要です。
(出典:メディカルノート)
・サル痘ウイルスを持つ動物に噛まれる、引っかかれる、血液・体液・皮膚病変に接触する
・サル痘に感染した人の飛沫を浴びる(飛沫感染)
・サル痘に感染した人の体液・皮膚病変(発疹部位)に触れる(接触感染)
(出典:ヤフーニュース)
ウイルスを保有している動物に噛まれたりすると感染するほか、ウイルスを保有している人からの飛沫や体液などからも感染するということなので、
もし身近に「サル痘」が発症している人がいたら、接触する際は注意が必要となってはくるものの、新型コロナのような感染力もなさそうですし、
そもそも今のところ(2022年5月現在)、日本での感染事例は見つかっていないので、そんなに気にするほどではないのかなと思ったのですが・・・
サル痘はどういったルートで日本に入ってくるの?
それでは、もし日本に「サル痘」ウイルスが入ってくるとしたら、一体どんなルートで入ってくるのか?
調べてみると考えられるのはやはり、
- サル痘に感染した動物が日本国内に持ち込まれる
- 感染者が日本に入ってきてそこから人へ感染する
こういったルートで、「サル痘」が日本に持ち込まれる可能性が考えられそうですね。
なのでアフリカなどといったサル痘の感染が流行している地域の動物を輸入する場合などは、注意が必要なのかもしれませんが、
逆にそういった動物に触れて噛まれることがない限り、あまり心配する必要がないのかな?なんて思いました。
サル痘の感染が国内で見つかったら、行動制限されてしまうの?
サル痘疑い例は情報提供を 厚労省が自治体に要請https://t.co/PRcMhEYppx
20日付で自治体に文書で通知した。サル痘は発症すると発熱や頭痛、リンパ節の腫れ、顔や手足に発疹が出る。— 産経ニュース (@Sankei_news) May 23, 2022
世界中で感染者が見つかって、今後拡大するかもしれないと思われている「サル痘」ですが、
今のところ日本での感染は発見されていないものの、もし今後・・・日本での感染が見つかった場合、これって新型コロナウイルスのようにあっという間に広まって、ゆくゆくは行動が制限される?なんていうことがあるのでしょうか?
これについては、『サル痘は新型コロナのように、感染者が急増することはない』と言われていて、流行している地域以外のあらゆる国で感染事例が発表されているものの、
内訳は、イギリス20例、スペイン40例、ポルトガル14例の3ヶ国が症例の大半を占めており、それ以外には、オーストラリア2例、ベルギー3例、カナダ5例、フランス1例、ドイツ3例、イタリア3例、スウェーデン1例、アメリカ2例
(出典:ヤフーニュース)
その事例は2022年5月22日現在で97例。世界規模で見たらこれって思ったより少ない気がしますが・・・
なんといっても「サル痘」の感染力が新型コロナウイルスと比べると弱いという話もあることから、この事例数から見ても実際のところそんなに心配しなくていいのかなって思うし、
もしこのウイルスが日本国内に入ってきたとしても、おそらくですが新型コロナのような感染拡大防止のために行動制限する、といった処置をおこなう、ということもなさそうですよね?
とはいえ・・・ウイルスっていつ・どんなふうに変異するのか?分からないし、ましてや先に記載した出典内容に『バイオテロリズムに使用されることが懸念されている』なんていう気になる文章も書かれているので、
そういった意味ではちょっと怖い部分も否定できない・・・?
現時点では不用意に騒ぐ必要はないにしても、今後の情報に注目したいと思います。