かつて大人気だったスポ根アニメといえば、
【アタックNo.1】というアニメがありましたよね。
といってもアニメ【アタックNo.1】の放映というのは、
1969年から1971年ということで、
筆者も生まれる前の名作アニメなので^^;
リアルタイムで見たというより、
リメイク版だったりアニメ特集でちょっと見た程度、
なんですよね☆
さてそのアニメ【アタックNo.1】で主人公「鮎原こずえ」の声を担当した、
小鳩くるみさんこと鷲津名都江(わしづ なつえ)さんが、
2019年1月18日に放送される【爆報!THEフライデー】に、
なんと!32年ぶりにバラエティ番組に出演されるそうなので、
これはリアルで【アタックNo.1】を見たことない世代でも、
「主人公・鮎原こずえの声」の人ということで、
どんな方なのか?気になりますよね♪
ということで今回は、
小鳩くるみさんこと鷲津名都江さんについて調べてみました。
≪主な内容≫
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鷲津名都江(小鳩くるみ)プロフィール
鷲津 名都江(わしづ なつえ)
- 別名義:小鳩くるみ
わしづ なつえ - 生年月日:1948年1月20日
- 学歴:渋谷区立代々木小学校
→渋谷区立外苑中学校
→東京都立青山高等学校
→青山学院大学文学部英米文学科・教育学科 卒業
→青山学院大学大学院教育学研究科 修了
→ロンドン大学大学院修士課程 修了 - 受賞歴:
1978年・第17回久留島武彦文化賞 受賞
1983年・第13回日本童謡賞特別賞 受賞 - きょうだい:兄1人・姉2人
- 出身:愛知県一宮市
鷲津名都江さんの経歴を拝見すると、
・・・スゴイ!!高学歴なんですね。
鷲津名都江さんは明治から昭和にかけての作家・永井荷風先生の、
大叔父さんにあたる鷲津蓉裳さんの曾孫にあたるという家系、
なんだそうです。
そんな大物作家を親類に持つ、
鷲津名都江さんが芸能界入りするキッカケとなったのが、
なんと3歳の時に出場した歌唱コンテスト。
きょうだいで参加したこのコンテストでは、
鷲津名都江さんは飛入りでの参加でありながら唯一の合格者だった、
ということから童謡歌手になることを勧められ、
レッスンを受けるために上京し、
「くるみ芸術学園」へ入学。
そして4歳の時に日劇の「秋の踊り」という舞台で、
童謡歌手「小鳩くるみ」としてデビューしたというエピソードがあるので、
幼いころからすでに芸能界での活躍が期待されていたんですね。
ちなみに「小鳩くるみ」の由来ですが、
「くるみ芸術学園」から来ているそうです!
さて幼少期から芸能活動していた小鳩くるみさんこと鷲津名都江さん。
小学校の頃からすでに芸能活動をされていたことから、
学校を休むことは多かったものの、
勉強は一生懸命にやっていたこともあって、
高校は都立高校へ進学し大学も卒業され、
更には英語を学ぶためロンドンへの留学もされているので、
とても努力して勉強してこられたことが伺えますね。
鮎原こずえの声・小鳩くるみは白雪姫で歌のおねえさん!
さて鷲津名都江さんは芸能人でありながらも、
かなりの勉強家だったわけですが、
「小鳩くるみ」としての活動はというと、
先にに触れましたが1952年・4歳で歌手デビューすると、
すぐに【ちえのわクラブ】という番組の司会者に抜擢され、
16年もの長い間レギュラー出演されていたそうです。
更には少女漫画雑誌「なかよし」。
コチラのカバーガールを務めたり、
更には子役としてもテレビドラマに出演されるといった、
幅広い活動をされており、
何より筆者が「そうなんだ!」と思ったのが、
NHK教育テレビの子供向け番組、
【おかあさんといっしょ】!
コチラの番組には「うたのおねえさん」というのが、
歴代交代で様々な方が出演されてきましたが、
小鳩くるみさんも実は「うたのおねえさん」をやっていた時期があって、
その時期というのが、
1972年4月から1974年3月だったという話なので・・・
もしかしたら筆者も見ていた時期なのか?どうなのか?
微妙な時期ではありますが^^;
でも何となくは覚えている気がしなくもないな、
なんて思っていますww
さらに
「小鳩くるみ」としての活動を調べてみたところ、
まずは筆者も幼い頃に聞いた、
「山口さんちのツトムくん」!!
この歌は幼い時に何度も聞いていたので、
よく知っていますが、
そのお馴染みのほうの楽曲ではなく、
「ツトム君役」に吉岡秀隆さん、
「パパ役」は田中星児さんで・・・
そして「ママ役」に小鳩くるみさん。
そういう設定で制作されたものがあったとは!
これは知りませんでしたw
(YouTubeより)
それにしても現在俳優として活躍している吉岡秀隆さんに、
こんなカワイイ子役時代があったなんて^^
コッチにビックリしました(笑)
※ちなみに小鳩くるみさんがカバーした「山口さんちのツトム君」は、
コチラのCDに収録されているみたいですよ。
それから声優としての活動と言うことで、
何といっても一番有名どころは何といっても、
【アタックNo.1】の鮎原こずえの声ということになりますが、
アニメそのものを見たことなくても、
「懐かしのアニメ」の特番では定番なので、
声は聞いたことある!!と思う方も多いのではないでしょうか?
それからそれ以外の声優としての活動といえば、
ディズニーファンの方ならピンと来るかもしれませんが・・・
アニメ【白雪姫】の吹き替えの声も、
実は小鳩くるみさんなんです。
この【白雪姫】の声の抜擢についてウィキペディアによると、
こんなエピソードが紹介されていました。
ディズニー映画『白雪姫』の主役・白雪姫は1980年から担当しており、吹き替えにあたってディズニー社が「台詞と歌唱を1つの人物に依頼したい」というこだわりを持っていて、鷲津(小鳩くるみ)のクラシックではない歌い方、幼さが残る歌声が魅力的だった事から白雪姫の吹き替えに起用された。
(ウィキペディア)
小鳩くるみさんの声や歌い方と、
【白雪姫】のイメージがピッタリだったことが分かるエピソードですね!
ちなみに現在「小鳩くるみ」としての活動は、
【白雪姫】だけで、
基本的には「鷲津名都江」名義で活動されているそうです。
鷲津名都江の現在の活動や結婚は?
最後に鷲津名都江さん、
現在はどうされているのか?ということですが、
1990年頃にイギリス留学から帰国された後は、
主に教育や研究の分野での活動が主だったという鷲津名都江さん。
2004年から2005年に【NHK人間講座】内で、
イギリス古来の同様・マザーグースを題材にし研究の成果を紹介した、
「ようこそ!マザーグースの世界へ」という講義を担当したという話はありますが、
これ以降のテレビ出演歴は殆どなさそうですね。
鷲津名都江さんは幼児番組に出演されていたことで、
幼児教育を自分でもしっかり学びたいと思う気持ちから、
大学ではせっかく入学した英語学科から教育学科に編入し、
幼稚園と小学校の教諭免許を取得されましたが、
さらには英語学科時代の恩師より、
子供を教育する仕事の方が合っていると言われたことがキッカケとなって、
教育研究に力を入れるようになったんですね。
そして海外への留学経験をしつつ、
1985年に目白学園女子短期大学・英語英文科の非常勤講師として就任し、
翌年にはコチラの学校の助教授にもなられ、
現在は目白大学で教授をしながら、
マザー・グースの研究をされている様子です。
そんな鷲津名都江さん、
ご結婚されているのか調べたところ、
43歳の時にご結婚されたという話もありますが、
詳しいことはあまり分かりませんでした。
そして番組では、
日本芸能史を塗り替える出来事の当事者だった!
(Yahoo!テレビより)
ということなんですが、
これは一体どういうことなんでしょうか?
鷲津名都江さんは「小鳩くるみ」として、
1953年に「ぴょんぴょん虫」 という曲でデビューしたのですが、
これは5歳でのレコード吹き込みとして、
当時の日本最年少記録ということなので、
これについても十分、
芸能史を塗り替える出来事とも言えそうですね。
でも番組で紹介されたのはこれではなく、
「小鳩くるみ」として初めてテレビドラマで主演を務めたのが、
TBSの【ぽんぽこ物語】なんですが、
これは・・・当時、
リアルタイムでしか放送されていなかった時代に、
このドラマは、
「収録した映像を編集した」ということを初めて行ったドラマ、
ということでした。
今や収録したものを編集するなんて当たり前のことなんですが、
テレビ放送が始まったばかりの時代にとっては、
とても画期的な出来事だったんですね。
まさに芸能史を塗り替える、
歴史的な出来事だったと言えます。
そしてそんな時代から活躍してきた、
鷲津名都江さん。
今では大学教授ということで、
表舞台に立つことはこの先も殆どないと思われますが、
テレビの歴史の変化をずっと見て来られた方なので、
懐かしい映像を見ながら、
昔のテレビについて色んな話を聞かせて欲しいですね。