自分は全く身に覚えがないのにいつの間にか事件に巻き込まれ、
しかも罪に問われてしまう・・・
そんなことって本当にあるのかなって、
平凡に毎日過ごしていたらまるで別の世界のことに思えますよね。
しかし。
身に覚えがないことで罪に問われることって、
実際にあるもんなんですね・・・
今回放送される【爆報!THEフライデー】では、
そんな冤罪事件のひとつである、
「メルボルン事件」を取り上げるそうで、
この事件によって、
いわれなき罪に問われ実際に刑務所で服役された女性が、
番組に登場されますが、
この事件の犯人や真相などについて、
番組で語るとのこと。
ということで今回は、
冤罪として注目された女性・本多千香さんという方と、
メルボルン事件について調べてみたいと思います。
メルボルン事件とは?
まずはメルボルン事件について、
説明します。
この事件は1992年に起きた事件なのですが、
「メルボルン」というのは、
オーストリアのビクトリア州にある地名で、
ここにある空港で起きた事件、
ということで、
「メルボルン事件」と言われているようですね?
そして事件の概要についてですが、
メルボルン空港で日本人の観光客が持っていたスーツケースから、
大量のヘロインが見つかったことで、
このスーツケースを所持していた日本人数名が逮捕されました。
ところが、
ヘロインの入っていたスーツケースを所持していた、
とはいえ、
実際のところヘロイン所持に心辺りがないため、
もちろんスーツケースを所持していた日本人観光客は、
容疑を否認。
無実を証明するため裁判で争ったものの、
最終的に麻薬密輸の罪で刑が確定し、
ヘロイン入りスーツケースを所持していた観光客は、
オーストリア・ビクトリア州の刑務所で服役することになった、
というのが、
メルボルン事件の大まかな概要となります。
それにしても・・・なぜ?
身に覚えのないヘロインがスーツケースに入っていたのか?
ということですが。
観光客の弁護団によると、
メルボルンに向かう途中のマレーシアでスーツケースを盗まれ、
ガイドの「チャーリー」と名乗る男性が、
代わりのスーツケースを用意してくれたのですが、
実際はその代用されたスーツケースの中に、
ヘロインが入っていたとのこと・・・
この話だけみれば、
すぐに冤罪と分かりそうですが、
実際に裁判となった時、
このガイドの男性を証人として立ち会わなかったことや、
ちゃんとした通訳が立ち会わなかったことなどがあって、
主張が上手く伝わらなかった為に、
結果的にスーツケースを所持していた人は、
みんな有罪となり、
刑務所に服役することとなったのです。
(番組予告より)
そしてこの事件。
海外で起きた事件ということもあって、
外務省も、
相手国に対して内政干渉になるので事態を見守るしかない
という立場だったため、
無実の観光客を国が手を出して救う、
ということができなかったということも、
もしかしたら結果的に無実を晴らす事が出来なかった、
不幸な要因のひとつだったのかもしれませんね。
メルボルン事件の観光客のメンバーは?
それではここで、
この事件に巻き込まれた観光客についてみていきましょう。
この旅行は男性4名・女性3名の計7名のグループで、
旅行の企画者した人物というのが、
輸入雑貨商を営んでいた男性だったのですが、
実は元暴力団員で、
公文書偽造・拳銃所持・向精神薬所持の前科がありました。
そしてこの男性が企画したオーストラリア旅行の費用というのが、
なんと!
全て企画者の男性持ちだったというので、
これだけみると、
美味しい話だと思って参加してしまいますよね。
しかしこれが「罠」だったんでしょうか・・・?
企画者の男性は頻繁にマレーシアに渡航していた上、
代用のスーツケースを用意した「チャーリー」と名乗る男性とは、
知人だという間柄・・・
結果的にこの企画者の男性は主犯格とということで、
懲役20年の有罪判決となり、
スーツケースを所持していた4名は、
懲役15年の有罪判決となりました。
さてこの逮捕された中に、
ひとりだけ女性がいたのですが、
そのメンバーのほとんどが、
企画者の兄弟だったり知り合いばかりだったりする中、
参加女性で唯一逮捕され服役した女性は、
企画者である男性の兄の知り合いだったとのこと。
それにしても・・・
ただ旅行に参加していただけなのに、
知らず知らずに麻薬の運び屋となり、
結果的に有罪となって、
しかも懲役15年の刑で、
見知らぬ外国の土地で刑務所暮らし。
やりきれない思いだったに違いありません。
メルボルン事件の冤罪美女・本多千香とは?
それではここで、
旅行に参加しただけで、
「麻薬の運び屋」という言われなき罪に問われた、
本多千香さんについて調べてみました。
- 1956年生まれ
- 神奈川県出身
- 大宮のパブでウエイトレスをしていた
- パブの常連客に誘われ、
休暇のためにオーストラリア旅行の企画に参加
こういった経緯でオーストラリア旅行のツアーの参加した、
本多千香さんですが、
途中マレーシアでスーツケースが盗まれ、
そして代わりのスーツケースを与えられたことで、
目的地であるオーストリアで、
ご自分の運命が変わってしまったんですね・・・
知らず知らずの間に、
ヘロインを運ばされていたことで罪に問われた本多千香さんは、
当然ながら無実を訴えたものの、
その真実をキチンと通訳が伝えきらなかったこともあって、
結果的に懲役15年の判決を受け、
異国の地での刑務所で服役することになるのですが、
刑務所に入るだけでも辛いのに、
そこでは囚人や刑務官からいじめを受け、
本当に過酷で辛い日々を送ってこられました。
そんな辛さに耐えてきた本多千香さんは、
2002年にようやく帰国することができ、
その後は再び大宮でウエイトレスをやっていた、
という情報がありましたが、
今現在どうされているのか?
についてはおそらく、
2018年3月2日に放送される、
【爆報!THEフライデー】で明らかになると思います。
ちなみにメルボルン事件については、
キャスターの長野智子さんが著書のされたことでも有名です。
メルボルン事件の真相は?
さて【爆報ー】では、
本多千香さんが事件について語るようで、
予告では、
「チャーリーが犯人」という言葉がでていましたが。
チャーリーというと、
先に触れましたが、
マレーシアでなくしたスーツケースの代わりを渡した男性。
やっぱり・・・
メルボルン事件の真相とチャーリーは、
やはり何やら関係があったようですね?
(番組予告より)
本多千香さんの告白に注目が集まると同時に、
これからは・・・どうか、
本多千香さんには辛く苦労してきた分、
これからは幸せになってほしいと思います。
メルボルン事件の囚人の友達であった宣教師の思い出は下記のビデオをご覧ください。https://youtu.be/UVg36NMDe0w
情報ありがとうございます。