かつて2017年11月に放送された【アメトーーク!】で、
芸人のカズレーサーさんが紹介した本が話題になったことがありますが、
その本を執筆された作家・眉村卓さんが、
2019年4月26日に放送される【爆報!THEフライデー】に登場するということで、
どんな作品を書いている作家先生なのか?
プロフィールと合わせて調べてみました。
≪主な内容≫
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眉村卓、プロフィール
眉村 卓(まゆむら たく)
- 本名:村上 卓児(むらかみ たくじ)
- 生年月日:1934年10月20日
- 学歴・職歴:大阪府立住吉高校
→大阪大学経済学部 卒業
→1957年 大阪窯業耐火煉瓦株式会社 入社
(1958年退社)
→株式会社大広 嘱託コピーライター - 出身:大阪府大阪市西成区
(主な受賞歴)
- 1961年 「下級アイディアマン」
空想科学小説コンテスト佳作 - 1979年 「消滅の光輪」
泉鏡花文学賞・星雲賞 - 1987年 「夕焼けの回転木馬」
日本文芸大賞 - 1996年 「引き潮のとき」
星雲賞
眉村卓さんは作家デビューする前、
委託のコピーライターをされている時に、
SF同人誌「宇宙塵」に参加して小説を書いていましたが、
この「宇宙塵」という同人誌は、
日本最古のSF同人誌ということなんですね。
ちなみにこの同人誌に掲載していた著名な作家ですが、
ウィキペディアによると、
日本SF第一世代(1965年までにプロデビュー)
星新一、矢野徹、今日泊亜蘭、小松左京、筒井康隆、光瀬龍、宮崎惇(つとむ)、森優、石川英輔、小野耕世、眉村卓、平井和正、豊田有恒、斉藤伯好、加納一朗、伊藤典夫、高斎正、石原藤夫、広瀬正日本SF第二世代以降
梶尾真治、堀晃、田中光二、清水義範、山田正紀、夢枕獏、斉藤英一朗、梅原克文
(ウィキペディアより)
あまり小説を読まない筆者でも名前ぐらいは知っている作家の方がいますね。
しかもウィキペディアにページが作られているくらいなので、
それだけこの世界では有名なSF小説の同人誌だったことが分かります。
さて眉村卓さんは1961年に発表された「下級アイディアマン」。
これが第1回空想科学小説コンテストに佳作入選されたことがキッカケで、
作家としてデビューしました。
そして1963年にコピーライターをしていた会社を辞めて、
専業作家となった眉村卓さんですが、
発表された作品で上に記載した数々の賞を受賞されており、
また発表された作品の中でも、
テレビドラマや映画化された作品がいくつかありますよね。
なかでも有名なのが、
- ねらわれた学園
この作品はテレビドラマを始め、
薬師丸ひろ子さん主演の映画化や更にはアニメ化されているという、
眉村卓さんを代表する作品のひとつとも言えますね。
眉村卓、妻に捧げた作品とは?
ところで眉村卓さんには奥様がいましたが、
妻の悦子さんは2002年に大腸がんでお亡くなりになっています。
奥様は高校の同級生だったそうですが、
眉村卓さんが作家になることを夢見ていた時代から、
ずっと影で応援し支えていた存在だったんでしょうね・・・
なので妻を病気で亡くした時、
眉村卓さんは大きな喪失感に襲われたと・・・
あるインタビューに書かれていて、
眉村卓さんには娘さんがいるようですが、
その娘さんもその時はかなり心配されたようです。
・・・確かに長年連れ添っていた人が、
いくら覚悟をしていたとはいえ、
いなくなってしまうわけですから。
その悲しみは量りしきれないものがありますね。
さて眉村卓さんは病気の妻にむけて、
毎日1話「ショートショート」を書いて、
妻に見せていたそうですが、
それをまとめた作品が、
カズレーサーさんも号泣し今回【爆報ー】で取り上げられる、
「妻に捧げた1778話」
この作品は草彅剛さん主演で映画化されていることでも有名ですが、
カズレーサーさんいわく、
妻が亡くなった時に書かれた最終話を読んで、
「15年ぶりに泣いた」
そう番組で語ったそうです。
眉村卓さんが妻を想って書いた短い小説。
その最終話って考えるだけで泣けるんだろうな、
っていうのは想像できますが、
それがどんな風に書かれているのか?
これは実際に手に取って読んでみたいと思います。
そして【爆報ー】では、
「ベストセラーの裏側!悲劇の物語」と題して、
この本が書かれた背景について取り上げられるようで、
しかも番組予告によると、
本に書かれていない驚きの続き?とありますが、
それは一体何なのか?
番組の内容に注目したいと思います。