【夢で逢いましょう】はどんな番組?
1961年から始まったNHKのテレビ番組【夢であいましょう】
この番組は1966年まで放送された人気のバラエティ番組で、日本のテレビの歴史の中で初期に作られた番組ということです。
テーマごとにショートコントがあり、途中で踊りや演奏を行うなどして、後のバラエティ番組の原型ともいえる番組だったそうです。
そしてこの番組の作・構成には、永六輔さんらが携わっており、また音楽は作曲家の中村八大さんらが担当。
そこから毎月、作詞・永六輔さん、作詞・中村八大による「今月のうた」が作られ、
筆者の幼い頃よく聴いていた「こんにちは赤ちゃん」や、なんと!あの海外で大ヒットした名曲坂本九さんの「上を向いて歩こう」も、この番組から生まれた曲だそうです!
何気にみんなが知っている「上を向いて歩こう」の誕生は、ここからだったんですね!
(そういえば永六輔さんがラジオでこの夢であいましょうや中村八大さんの話などしてましたね…)
さて坂本スミ子さんは、この番組に出演されており、【夢であいましょう】の主題歌を担当。
また「今月のうた」でも何度か歌を歌われていますが・・・残念ながら「未音盤化」とのことです。
ちなみに黒柳徹子さんはこの番組の中で、2代目の司会者(ホステス役)を務めたそうです。
ということで!当時の貴重な番組動画を発見しましたので、少し長いですが・・・よかったらご覧ください!
(YouTubeより)貴重な動画のシェアに感謝します!
※ちなみに黒柳さんはこの時司会ではありませんが出演されていますね。
坂本スミ子は役のために歯を抜くって本当?
さて坂本スミ子さんは、【夢であいましょう】の出演がキッカケで、1961年から5年連続で紅白歌合戦に出場。
そして結婚→離婚騒動があったものの・・・
1971年【夜が明けて】がヒットするなど、歌手としても活躍するだけでなく、
女優としても活躍していました。
ミュージカル【キャバレー】では、1982年度文化庁芸術祭優秀賞を受賞されるなど、数々の賞を受賞されました。
また1983年に代役主演された【楢山節考】という映画で、老婆の役を演じる際になんと!
歯が抜けたように見せるために自分の前歯を短く削って役に臨んだそうです!
実際は歯を抜いた訳でないですが・・・
それでも役作りで自分の歯を削ってしまうという、坂本スミ子さんの役者魂ってスゴイですね!
その役作りを評価された結果、第36回カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞しました。
映画【楢山節考】より
しかし・・・カンヌ女優となった直後、大麻を友人に譲渡したという疑惑が持ち上がり、
これからの活躍が期待されるはずだったのが一転して一時芸能界から干された?との話があったりして、
こういったことからも坂本スミ子さんの長い芸能生活は、波瀾万丈に満ちていたようです。
それでは最後に、娘の石井聖子さんのプロフィールと坂本スミ子さんの現在について調べました。
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